新型インフルエンザにも漢方薬が有効！

新型インフルエンザが１０月に入って本格的な流行の兆しを見せている。そんな中で注目されるのが漢方によるインフルエンザ対策だ。東西医学を組み合わせた治療をしている専門家によると、漢方薬は複数の生薬が、生体の防御反応を高めることによってウイルスに対抗するもので、西洋薬が病気の原因であるウイルスにのみ働くことで、効果は多きものの副作用も大きいという欠点があるという。処方については季節性でも新型でも同じであり、本場の中国では新型インフルエンザにも漢方薬で対処しているらしい。

漢方薬の感染症対策は、傷寒と温病という２つのタイプに分けて行うのが一般的であり、傷寒治療は麻黄湯や風邪薬の定番として日本でもお馴染みの葛根湯が処方される。一方、傷寒論では対処できない感染症が１７世紀半ばに流行ったので疫病に対処する過程でクローズアップされてきた概念が温病だ。日本ではほとんど伝わることがなかったらしい。

漢方医療の本場の中国では、新型<script type="text/javascript" charset="euc-jp" src="http://blog.with2.net/vote/form.php?sid=896139&id=22669"></script>インフルエンザを温病タイプとみる研究者が多いらしく、初期治療にはもっぱら銀しょう散を中心としたものが処方されるらしい。現在の日本の薬局でもそれらは風邪薬として市販されている。セルフケアが必要な場合には「悪寒であれば傷寒、なければ温病」を目安に、薬剤師と相談した上で購入するのが良いらしい。

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